ユーコン川をカヌーで下る⑬ カーマックス滞在(7月24日)

  • カーマックスはツーリング中の唯一の街
  • コールマインキャンプ場にはシャワー、バーガーショップなどがある
  • カーマックスには食料品店や雑貨店がある
  • お酒はホテルのバーで購入できる
    先住民のカヌー

    朝の天気は曇り。

    焚き火を起こそうとナイフで薪を割っていた。するとカウボーイハットをかぶった男がやってきて、「これを使え」と斧を貸してくれた。

    彼はファースト・ネイション(カナダの先住民)だ。昨日、10人近くのファーストネイションとともに、カヌーを引き上げていたのを見ていた。

    カヌーは巨大な木製で、片側に約5人づつ乗るようにできている。赤の下地に描かれた手のひらなど絵が印象的だ。

    男の名はウイリアム。ホワイトホースからきた。この旅はファーストネーションの伝統を引き継ぐための「癒しの旅」なのだと言った。

     

    カーマックスの街で買い出し
    キャンプ場で無料の自転車を借りて街に向かった。街といっても、商店は2、3軒しかない。

    食料品店で小麦粉、玉ねぎ、バター、牛乳、ドライイーストなどを買った。料理上手のオーストリア人・マリアンに触発されていた。荒野で、ちょっと手の込んだものを作ってみようと。

    そのほか、雑貨店で焚き火用の手袋など。じっくり買い物をしているうちに、外は強い雨になっていた。

    Unusealな雨が続く

    しょうがないので近くのホテルのバーでビールを飲んでやり過ごした。持ち帰り用の酒もここで売っていた。

    地元のおじさんが話しかけてきたので、雨について聞いてみた。

    「この時期の雨はサーモンレインと呼ばれるんだけど、普通ここまで降ることはないね。とてもUnuseualだ」。

    雨が止まないので仕方なくビニール製の簡易雨具を羽織り、それでもびしょ濡れになりながらキャンプ場に帰った。

    シャワーを浴び、一息ついていると、びしょ濡れのウルフとマリアンが到着。「ハンバーガー!」とマリアンが叫び、僕も一緒に食べに行った。


    コールマインキャンプ場の僕のキャンプサイト

    日本の旅人

    日本語訛りの英語で「洗濯機が動かない」と言っているのが聞こえた。あとで彼に話しかけてみると安田さんという方だった。

    彼は長期休暇をとっては海外で冒険しているといい、タクラマカン砂漠を自転車で単独横断した経験がある。帰国後、モンベルのホームページを見てみると、同社が彼のタクラマカン砂漠横断を支援したことが記されていた。

    安田さんが言った。

    「2日前の夜、テントの外で変な音がしたんです。川に石を投げ込むような音です。クマかと思って、ベアスプレーのピンを抜きました。何もなかったですけど、翌朝河原を見てみると、こんなものがあったんです」

    彼が見せてくれた写真には、河原にくっきりとつけられた、裸足の、猿人類と思わしき足跡が写っていた。http://blogs.yahoo.co.jp/junjisugoizo/15158274.html

    「日本で電気代を滞納したから、東電の人がここまで来たんだろか」。

    その時に頭をよぎったのは、昨日キャンプ地に訪れた裸足のニュージーランド人である。

    ……安田さん、その足跡、ニュージーランド人のではないでしょうか。

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