ニュージーランドの川を下って見えてきた。「パックラフトは旅道具の革命だ!」

前回、「ニュージーランドの川を下って見えてきた。パックラフトの弱点」と題して記事を書いたのですが、パックラフトは素晴らしい道具なのにほとんど褒めていなくて、パックラフトさんに非常に失礼なことをしてしまいました。

良い部分というのは、使っているうちに当たり前になってしまうので、忘れがちなのです。ですのでここで、弱点よりよっぽど大きい、パックラフトの素晴らしい点について書いておきます。

パックラフトの良いところ① 圧倒的に軽い!

購入するまで「いくら小さく折りたためるとはいえ、そこそこ重さはあるだろう」と考えていました。しかしこれが「小脇に抱えて持ち運べる」ほど軽かったのです。また非常に小さくなるので、バックパックに入れて簡単に持ち運べます。

それがパックラフトの特徴なので、当たり前のように感じるかもしれませんが、長らくインフレータブル(空気注入式)のカヌーと付き合ってした僕としては感慨深いものがありました。

これまで付き合ってきたインフレータブルカヌー

一番長い付き合いだったのがオレンジ色の「スターンズ」。川の学校で10艇以上使い潰したと思います。

そんなわけで思い入れがある舟のなのですが、重いし、付属の袋に入れるのがやたら大変で、片付けの時はいつも汗をかいていました。

最近ではビオビオⅡがありました。丈夫でセルフベイラーもついていて、直進性もあったので、静水でも激流でも大活躍のカヌーです。ただこれも、とても重かったです。

あと、カヌーの先端部の接着が使っているうちに剥離してきました。両サイドの気室をこの先端でまとめているので、その部分に力がかかりやすかったのでしょう。最近流通していませんが、おそらくはそういった問題があったのではないかと思います。

そんなこんなで、僕にインフレータブルのカヌーが「軽くて持ち運びやすい」というイメージは全くなかったわけです。

パックラフトの良いところ② けっこう丈夫!

軽い分、さぞかし耐久性を犠牲にしてるんでしょ?

いえ、そんなことはありません。

少なくとも僕が使っていたココペリのパックラフトはとても丈夫でした。川ではよく底を擦りましたが、穴に繋がるような傷は一切ありません。必要十分な耐久性です。

僕の主観ですが、かなり鋭いもので切らない限り、船体に穴が開くことはないと思います。

パックラフトの良いところ③ セットアップが簡単

先ほど紹介したスターンズやビオビオは空気の注入が大変でした。プラスチック製の空気入れを使うのですが、いつも途中で「ちょっと休憩!」と言いたくなりました。イベントの時などは5〜6艇(あるいはもっと)膨らませるのですが、数人がかりで一仕事でした。

ですが、パックラフトは小さい分、膨らますのも簡単です。慣れたら5分くらいでできます。

しかもポンプを使いません。薄いナイロンの袋で膨らませるようになっていて、これはよく考えたなあと思います。

パックラフトの良いところ④ 乾かすのが簡単!

インフレータブルカヌーの管理で一番大切なのは「完全に乾燥させること」です。少しでも湿気たまま長期間しまっていると、すぐにカビてしまいます。スターンズなどは乾かすのに時間がかかりました。

パックラフトは乾くのが早いです。小さいことは理由の一つですが、それ以上に早く感じます。

おそらくですが、①素材が薄いので中の空気が温まりやすい②干すのに場所を取らないので乾燥が苦にならない−などの理由があるのではないでしょうか。

総じてアウトドア道具の革命

免許も車もない中学生の時、インフレータブルカヌーがほしかったのを思い出します。結構本気で考えたのですが、やはり重くて大きかったので諦めました。(当時パックラフトがあっても高くて手が出なかったとは思いますが)

パックラフトなら、電車でもバスでも、飛行機でも、どこへでも川旅に行けます。

今まであまり考えられなかった「トレッキング+パドリング」や「バックパッキング+川旅」などの旅も視野に入ってきます。ただそのためにはやはり独自の方法があると思いますし、確立されるだと思います。

その辺はまた考察&試行したいのですが、パックラフトは間違いなくアウトドア道具の革命です。

パックラフトの大きさはこれくらい(左下)

そうそう、今日はニュージーランドにできた新しいパックラフトメーカーさんと会ってきます。楽しみ!

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