サバイブ(生き残る)という言葉が頭に浮かんだ。

 

 

ユーコンで雨に打たれると、いつも悲惨な気分になる。
体が冷える。今日のキャンプ地が心配になる。森が暗く恐ろしく見える。
周囲には自分を助けてくれる人なんてだれもいない。

サバイバルなんて言葉としては理解できても、感覚として理解できることはほとんどない。
荒野で雨に打たれながらも精神的、肉体的に平静を取り戻そうと努めた。

サバイバルに重要なのは、火と水とシェルターだと言う。
雨のユーコンでキャンプを重ねると、それが正しいと納得できる。

必要な量の水を取っていれば、それだけで体力の低下を減らすことができる。
シェルターは雨風から体を守り、火を起こす場所も確保できる。
火は体と心をあたため、獣を遠ざける。

キャンプ地ではいかに早く、この3つを確保するかが、精神的、肉体的な消耗を減らしてくれる。

本当に必要な道具

カヤックのデッキにはバックパックを載せていた。
船内に入らなかったというのが理由だが、中の道具は「最も重要なもの」で次第に洗練されてきた。

買ってから一度もしっくりきたことがなかったバックパック・アロー22。そのタフさを形状の良さを初めて実感。

【最終的なバックパックの中身】

・タープとパラコード(シェルター)
・ジップロックに入れたマッチと乾いた紙切れ(火)
・小型浄水器(水)
・ハイドレーション(水)
・厳しいと予想される日にはチョコレートバー(食)

他にナイフ、のこぎり、ベアスプレーをつけたベルトがあって、上陸した時、とりあえずはこのバックパックとベルトがあればキャンプ地のベースが作れる。

キャンプサイトを作る

上陸するとまず間隔がいい木を見つけてタープを張る。
ポールなどは使わないし、持ってもいない。

次に薪を集めて火を起こす。
雨の後でも、枯れ木の芯は乾燥しているため、流木などを割って乾燥した部分を露出させるのがポイント。

胃に温かいものを入れると落ち着く。たいがい空腹。
前日に炊いておいた白米や野菜、鶏ガラスープの素などでスープを作るのが早くて、温まる。

そうしたらタープの下に荷物を運び、濡れたものを干す。
荷物を整理し、翌日の準備を整える。

薪は一度火を起こすとすぐになくなるので、あればあるほどいい。
翌朝すぐに火が起こせるように、乾いた小枝や薪をいくらかタープの下に置いておく。

テントは寝るだけのスペースなので、最後でいい。

この手順が、日を重ねるごとに洗練されてきて、余裕も生まれる。
雨の日は、人間が生きるのには何が必要なのか、考えさせてくれる。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA