残り1600kmは来年以降に。

源流から海まで3200kmに挑戦し、1600km地点で敗退した昨年のユーコン川の旅。
残り1600kmを今年やる構想もあったけれど、来年以降に延期した。

アラスカのユーコン川のほとりにあるYukon River Campの友人によると、ユーコン川は5月の中下旬に氷が割れて流れ出す。
しばらくは氷や流木に覆われてツーリングができる状態ではないが、6月上旬ごろからはカヌーが漕げるようになるという。

7月中旬からは本業の山小屋が忙しくなるので、行くなら6月〜7月中旬を狙っていたのだけれど、弟の結婚式や受講しているビール醸造講座の講義が入って日程が取れなかった。

それより大きな懸念は手のこと。
昨年、敗退の一因ともなった手の痺れ。
現在、日常生活に支障はないのだけれど、使いすぎると痺れが現れるというよくない状態が続いている。

一応、整形外科にも行ったが、手根管症候群だの何だのと病名はつけてくれるものの、原因ははっきりしない様子。
「手術するほどでもなさそうだしね」という感じ。
治したくはあるけど、そんな煮え切らない手術は何だか怖い。

それと、ユーコンを下るための良い折りたたみカヤックが見つかっていない。

残り1600kmを見据えて、僕は昨年、とある折りたたみカヌーを買った。
しかしこのフネは驚くほど不安定で、近くに助けのいない荒野で命を預けられるシロモノではなかった。

買い換えるしかないな。
そうして別の選択肢を模索しているうちに、タイムリミットを過ぎてしまった。

さて、僕は残りの1600kmをソロでやろうとしていたわけだけれど、昨年のチーム”Yukon Journey“も残り1600kmをやり遂げようとしている。

彼らは残りをこの7〜8月にやろうとしていたが、延期したようだ。
準備は大変だよね、わかります。

Yukon Journeyリーダーのジョンからは、引き続きチームに入るように誘われているけれど、今のところはやんわりお断りしている。
でも来年になったら気分は変わっているかもしれない。