ニュージーランドの川を下って見えてきた。パックラフトの弱点

晴れの日、雨の日、風の日、静水からクラス3の瀬まで、この2ヶ月、パックラフトでニュージーランドの川や湖8カ所を漕ぎました。
その中でパックラフトが得意な状況、苦手な状況がわかってきたのでまとめておきます。

風に弱い。

パックラフトは軽く、その割に体積が大きいので、風には弱いです。ですのでフラットな川や湖での向かい風はとても辛いです。
水に浮いたビーチボールが風でつつーっと走っていく様子を想像できるでしょうか?あれと同じ原理です。
僕はパックラフトは流水用と割り切った方がいいと思います。

動画はタスマン湖とブラー川で向かい風と戦っている時のものです。
少しでも風に対抗できるよう、上半身を前傾して空気抵抗を減らすしてこいでいます。
そして漕ぐのやめたら、風に押し戻されます。

ホールに弱い。波には強い。

パックラフトは安定性が高いため、ちょっとやそっとの波ではバランスを失いません。
しかし重量が軽いせいか、瀬にあるバックウォッシュには捕まりやすい特徴があります。
逆にバックウォッシュがなければ、横波がらみの高い波でも安定して乗り越えられます。

後半はフルヌイ川の瀬で、最後の小さなホールでバランスを崩します。
ポリ艇ならなんてことない場所なのですが、不意に捕まりそうになりました。
スタン(舟の後部)が流れに引き込まれる感じです。

動画の最後はブラー川の3級の瀬にあるウェーブを越えています。
波は壁のように感じましたが、沈の不安はゼロでした。

そんなこともあるので、瀬ではホールを避けながら下るのがいいです。
ホールの脇を選んでいけば、それほどスラロームしなくても下れるはずです。

スプレーデッキかセルフベイラーは「必須」

上記で述べた通り、僕はパックラストは流水に適した道具だと思います。
ですので、艇内への水の侵入をふせぐスプレーデッキか、侵入した水を外へ逃すセルフベイラーは必須です。

小さな瀬や波でも水は結構かぶりますので、どちらかがなければ難易度が低い川でも頻繁に水抜きをしないといけません。
快調に下っている時に舟から降りたり乗ったりするのはめんどくさいですよ。

以上から、僕はスプレーデッキもセルフベイラーもない静水用のパックラフトはおすすめできません。

静水用は湖などを想定しているのかもしれませんが、湖で風も波もない日ってどれほどあるでしょうか?
静水の波でも、底を打って跳ね上がった水は艇内に入ってきます。

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