スノーピークが発売する家(モバイルハウス)として話題になった「住箱」。
デザインしたのは新国立競技場の設計にも携わっている隈研吾さんということで、そちらにも驚かされました。
そのニュースを読んだ時には、キャンピングカーに代表されるような「移動する家」の人気が高まっている、そしてとても多くの人の中にその願望が潜在していたんだなあと実感しました。
実は今僕は「キャンパーバン」を自作しようとしていて、ベースとなる車を手に入れたところなんですが、それはまたこれからの話。
さて、東京・神楽坂にはこの「住箱」を利用したステーキダイニングがあります。
以前からこの住箱がどんなものか見てみたかったので、上京ついでに行ってみました。
写真を見てもわかるように、形はそのまんまの立方体です。
それにより、室内のカスタマイズしやすさが高まっているのだと思います。
店内は飲食店としては狭めですが、トレイラーと思えば必要十分です。
隈研吾さんも度々訪れるのだそう。隈さんは身長が190センチ近くあるそうなのですが、きちんと高さがあるので頭はぶつからないそうです。
※その室内の様子なのですが、撮影したGOPROの画像が消失してしまいました!結局残ったのはiPhone5cで撮影した荒い写真のみ。残念。
気になっていたのは素材が合板であること。
隈さんはインタビューでこう答えています。
今回ベニヤの合板を採用したのは、軽さと強さを出すためです。移動する建築というのが、僕にとっては大きな挑戦なので、考え抜いて自信を持って選びました。木というからには、厚くて無垢じゃなくちゃ…と決めつけてしまうのはもったいない。木はもっと自由だし、可能性にあふれています。ベニヤには利点がたくさんあって、建築をもっと発展させてくれる素材だと思います。日本の法律も中層建築において木の合板を認める方向に進んでいるんです。
出典:スノーピーク
「このベニヤの質感などはどうなっているのか」と気になっていたのですが、実際に見て触れた素材はいたって普通の「合板」でした。
さぞかし特殊な合板を使っているのではと思っていたのですが、触れた限りは本当に普通の合板です。塗装もあまりしてないです。
DIY派の僕にとっては「自分も合板を使って何か作れるのでは」という可能性を感じさせてくれてよかったです。
さて、お店の方ですが、お肉もワインも美味しかった!
特にワインですが、ジョージアのものなど飲んだことないような自然派のワインが多くて楽しめました。
お肉はレアなのにきめ細やかで歯切れがよく、満足。
店内の雰囲気がいいのと、店主の恩海さんとの会話も楽しかったせいか、ついつい飲みすぎてしまいましたとさ。