署名スリはパリでメジャーな手口です。
中学生くらいの子どもが、
「ホームレス支援に署名して」と話しかけ、
対応している間にお金などをスルという手口です。
僕も遭いました。
一週間で2回も!
出会ったら断るだけでなく、走って逃げてください。
その手口とは?
このスリ、単独プレーではなくてチームプレーです。
スリとわかって“No”と立ち去ろうとしても、
仲間とともにどんどんと追いかけてきます。
そうしている間に、取られるのです。
僕の体験を紹介しましょう。
セーヌ川沿いを散歩していた時でした。
中学生くらいの若者が7.8人ほどとにすれ違ったかと思うと取り囲まれ、
“署名して!”“サインするだけでいいから!”
と口々に話しかけてきました。
ノーと言って立ちさろうとしましたのですが、
10m歩いても20m歩いても話しかけるのをやめずについてくるのです。
これはやばいな、と思って、ついにダッシュ。
距離はほんの5メートルほどだったと思いますが、
ついては来ませんでした。
バックパックを見ると、
上ぶたとポケットの1つが開けられていました。
一瞬あせりましたが、被害はなし。
あと5秒遅かったら、
やられていた気がします。
走るのがよい理由
走って解決した理由はいくつかあると思います。
逃げるというのは勿論ですが、
周囲に異常を知らせられるというのもあったのではないかと思います。
もう少し言えば、カバンの種類にも気をつけた方がよさそうです。
バックパックはかばんが視界に入らないので危険。
肩掛けかばんなど、自分の前側でキープできるものを使うか、手ぶらがよいかと思います。
盗難防止バックパック
こういうバックパック、どれだけ需要あるんだろうと思ってました。
でもやっぱり需要、ありますね。
今はほしいですもん。
パリのスリはユーコンの熊より怖い。